第二章…始まり~裏切り

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部活で 疲れて帰ってきたあとは いつも電話があり 二人で 泣いたり 笑ったり グチを話したり 気持ちはいつも一緒だった 夏の大会が始まり 先輩達は 負けてしまい あたし達は秋から レギュラーになった バッテリーは いつも二人での練習。 サインの確認や ピッチング練習 部活でも二人は一緒。 この年頃は 普通男子を意識したりして そんな話をするはずだけど あたし達は 一切そんな話もなかった 男子から 気持ち悪いと 言われたりもしたけど 気にする事もなく過ごした ケンカをする事もなく たまにお互いの家に泊まり くだらない話しで 盛り上がった 『“りか”と 居ると毎日が楽しい』 “とぉこ”は 毎日そう言ってくれる 『あたしも同じだよ!』 こんな会話をいつもしてた そんな毎日が続き 秋が過ぎ、冬が過ぎ 半年間大会に 向けて頑張った そして 寒い冬も終わり 新しい学年に代わっていく… 春が訪れ 新学期を迎えた 『“りか”?あたし達また 同じクラスになれるかなぁ』 新学期と言えばクラス替え あたし達は 同じクラスになれる事を 願っていた 『ほんとだよね』 『きっとなれるょ』 でも 二人の運命は決まっていた あたしと“とぉこ”は 別々のクラスに なってしまう 毎日一緒だったのに… 悲しくて苦しい現実 もしかしたら… 親友じゃなくなる?… そんな不安が過る… 『離れちゃったね…』 『うん…』 二人とも クラス表を見ながら 小声で話した 『でもずっと親友だよ!』 “とぉこ”は いつもの明るい声で言った 『そうだよね!』 二人は確かめ合い クラスが替わっても お互いのクラスに行き いつもと変わらない 毎日を過ごそうと誓いあった しかし… 運命が訪れる 二人のこれから… あたしの運命… と、言う複雑な 未来になっていく…
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