mission3:作戦

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  「いいか?その子が歌っている曲が原因で、お前は架空請求が来たんだぞ。」   「でも、彼女は関係ないと…」   「大あり!」   知樹は強く言った。   「架空請求のサイトと、曲をダウンロードしたサイトが繋がってるってことは、何らかの関係があるってことだろ?」   「そうか…」   僕は納得した。   「彼女に聞けば、何かわかるかもしれない。」   それを聞くと、すぐ真希に僕も会ってみたいとメールを返した。   「そうだ!知樹。ちょっと見てもらいたいものがあるんだ。」   パソコンの電源を付けた。   「これ。この前、ボーリングに行った日に調べたんだ。」   「城崎グループ?これが何?」   「架空請求のサイトの運営元がこの会社らしいんだ。」   城崎グループとは、IT企業から海外貿易まで幅広い視野を有する会社らしい。   社長は城崎優花。いかにも社長って感じの人だった。 「なんでそんな金持ちが架空請求までして、金が必要なんだ?」   「僕もそれが疑問だったんだ。」   疑問がいくつか残ったが、メールも返ってこないので、その日は考えるのをやめた。  
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