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《3月18日》
昨日、架空請求のサイトから返事がきた。
知樹が言ったように、身分を証明するものを求めてきた。
僕は知樹に用意してもらった偽物の生徒手帳を写メールで送った。
そして、今僕たちは電車に乗っている。
真希の友達で、例の歌を歌っている子が、家に招待してくれたからだ。
「つか、真希はわかるけど、なんで知樹がいるんだよ。」
「お前一人じゃ心配だからに決まってんだろ。」
「多い方が楽しくていいじゃん♪」
そんなことを話しながら駅に着いた。
駅からしばらく歩くと豪邸と呼ぶにふさわしいような家があった。
「こんな家に住んでる人の顔が見てみたいよな。」
僕はうらやましそうに言った。
「私の友達の家、ここだけど。」
「ここ!?」
僕は改めて豪邸を見上げた。
真希は家の門の横にあるチャイムを鳴らした。
しばらくすると門が開いた。
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