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「…もしや武器だと思ってる?」
クラフトは小さく訪ねた。
「…違うのか?」
本当に真面目な顔でそう返すレオンに…
「…本当に何言っても無駄な気がしてきた。」
と、クラフトは頭を抱える。
「なあ、ちょっと良いか?」
その言葉に言葉を上乗せするのはゼファイス。
「なんだ?」
「クラフト、聖なんだけどさ…」
ゼファイスはクラフトを手で招き、データベースをクラフトに向ける。
「聖がどうか…」
不思議そうにクラフトがデータベースを覗き込むと…
「え…、これって…」
そのデータベースを見てクラフトは声を上げた。
「…重い槍は?」
聖の事より威力が高い武器にしか興味のないレオンは、風の吹く草原で一人寂しくそう訪ねたが、誰もそれに答えることはなかった。
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