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とある日
夕暮れ時街を一人の少年が橙色の煉瓦で敷き詰められた歩道を下を向きながら歩いている。
別に急ぐ理由はないのでゆっくりと歩いている。
少年が曲がり角を曲がろうとすると、その曲がろうとしていた道から大柄な少年が歩いて来ており、ぶつかって倒れてしまった。
同時に曲がろうとしたため、少年は避けることができず、、その大柄な少年に小さな体つきである少年は吹き飛ばされるようにその場に尻餅をついてしまった
??「いてて…」
大柄な少年「いてて…じゃねぇよ。ぶつかっておきながら何も言わないつもりか?」
ぶつかったのは、いつも少年をいじめている大柄な少年。
??「ごめん…」
謝っても無駄なことは分かっている
大柄な少年「あぁ?よくきこえねぇ?もっと大きい声で言えよ!」
大柄な少年は今にも小さな少年に殴りかかりそうで、握りこぶしを力強く握っているのが分かった
??「だから、ごめん…」
大柄な少年「聞こえねぇって!お前は本当にいつもいつもウジウジしていてウザイんだよ!」
大柄な少年はそういうと、後ろにいた子分達3人に何かを合図した。
少年は目をそらしその場から立ち去ろうとした。
何故ならこの後どうなるか想像できたからだ。
大柄な少年「おいおい、お前の家はそっちじゃないだろ?」
と、言って大柄な少年は少年の肩に手を添える。
添えた途端後ろに居た子分3人に少年は囲まれて、少年は目を瞑った。
…
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