入学式

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静流「次にこの腕時計みたいなものは、基本的に腕時計です!」 こう言い切る静流だが生徒達はだから何?という表情で静流を見ている。 少し沈黙が続き、すべったことを理解し、何事も無かったかのように話の続きを話し始めた静流 静流「コホン。トランスには、時間がわかる以外にも、無属性の魔力を注ぎ込むことで異空間のパスを手に入れ、念じることで物を入れる事が出来るわ。 逆に取り出したいときも魔力を注ぎ込み念じることによって取り出す事が出来るわ。武器を持ち運ぶときはトランスに入れてね」 っと、さっきの沈黙を打ち消すように恥ずかしそうに話している。 クラスの男子はみんなニヤついているのは言うまでも無い。 静流「それとこの学園の生徒は寮に入らなくてはならないのは分かっているわよね?事前に通知したように、授業は来週からだから今日から一週間以内に引っ越しを済ませてね。もちろん今日からでも良いわよ。」 永翔「ねぇ、蓮」 蓮の肩を軽く叩き蓮に話しかける 蓮「なんだ?」 永翔「寮のことってさ、今日わかるんじゃなかったのか?」 学校に来る前に思った事を確かめたくて蓮に聞いてみた。 蓮「いあ?送られてきた封筒の中に入学式の日程の紙と一緒に重ねて送られてきただろ?」 永翔「マジか!俺その紙知らなかった…」 口を開き唖然としている 蓮「もしかして入れられてなかったのかもな」 蓮はクスっと笑うように微笑んだ 永翔「入学される前からろくない事がないとか、学園生活での波乱の予感がする。」 蓮「もし、知らされてなかったら、このまま登校日に一人だけ門をくぐって登校してきたかもなw」 口に手を軽く押し当てながら笑いながら冗談を言っている蓮だが、永翔は考えただけで恐ろしそうに話した 永翔「おいおい、変な事言うなよ…。まぁ、家が近かったのが幸いだよ…」 蓮「本当そうだな」 永翔(蓮って結構良いやつだな。良い友達になれそうで良かった) 自然の笑みで笑う蓮に対して永翔は心の底から思った。
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