入学式

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そして学園に行く当日の早朝。 雲一つない快晴だった。 永翔はアンスタールが一望できるそよ風が吹く草原の丘の頂上にいた。 永翔はその丘に建てられているお墓の前で、腰を低くしながらお祈りをしている。 お墓に掘られている名前は「時任護(ときとう まもる)」永翔の父親のお墓であった。 永翔が父親のお墓にお祈りを終えて立ち上がった 永翔「じゃぁ父さん、俺行ってくるな!」 まるで永翔の父親が永翔を力強く押すような強い風とともに学園に向かった。
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