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大樹「どうしたんだ?何か言ってみろよ」
そう言いながら大樹は永翔に段々近づいていく
大樹「この世は魔法が使えて当たり前なんだよ。まともに使えない奴は家に帰って親の手伝いでもしてろ」
何もできない永翔に向かって見下したように喋っていると、優奈と葵と政人が我慢できなかったらしく出てきた。
葵「それくらいにしといてくれない~?周りの生徒にも迷惑だから~」
政人「少々調子乗りすぎじゃないのか?」
優奈「魔法使えるんだから永翔だって入って当然なのよ!」
3人は大樹に向かってキレ気味に喋った。
大樹「あ~ごめんな。俺も少し言いすぎたみたいだ。それにしてもお前ら良くそんな落ちこぼれと一緒にいるな。こっちまで落ちこぼれになりそうだよ。」
そういうと大樹は校舎に向かって歩き出した。
その時蓮も我慢の限界だったらしく、大樹に殴りかかろうとしたが、政人に腕を捕まれた。
政人「殴りたいのはみんな同じだ。だがな騒ぎを起こしても何の解決にもならない。」
葵「本当に嫌な奴~」
優奈「永翔大丈夫?」
永翔「……。あぁ、大丈夫だ。みんな迷惑かけてごめんな。」優奈「全然迷惑なんて思ってないよ。」
みんなも同様に永翔に優しい声をかけた。
永翔「じゃぁ、教室に行こうか~」
さっきまでの暗さを隠すかのように明るくふるまって見せた永翔。
優奈「そうだね。いこっか~」
っというとみんなで教室に向かって歩き始めた。
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