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ポンポンと頭を優しく撫で、頭を抱えて座り込んでいるビクトールの前へと進んだ。
ナギサ『…ビクトール』
名前を呼ぶだけで身体をビクリと震わせた。そのビクトールの頭を優しく撫で、ゆっくり抱きしめた。
ナギサ『…もう大丈夫だよ?…その心の傷はオレが背負ってあげるから……エターナルキュアロード』
自分が創造できる最大級の回復魔法だ。まぁ…効果を言うとだな?心の傷を多少癒やし、身体の汚れを落とす。その…処女に戻るってゆうオマケ付きだが…
ビクトール「…あ……ふぁ……うあああああああああああああああああああああああああ!!」
ビクトールは糸が切れたように力を抜き、ナギサに身を任せて泣いた。そんな姿を見た兵士たちは大パニック……になりかけたが、近衛兵たちが下がらせて箝口令をしいた。笑顔でありがとうと言うと、少し顔を赤らめながら顔を逸らしていた。
エリン「……一体女王に何があったのだ?」
いやここで聞く!?空気読めない痛い子なの!?KYなの!?まぁよしとしよう。無言の圧力をかけつつ、エリンを見る。
ナギサ『…ビクトールの部屋はどこ?運ぶから案内して?』
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