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笑顔で怒っている、この方は我が書道部の部長である、
佐久間弓音さん
自称18歳である。
弓音「自称とはどういう意味かしら?」
もう、心を読まれたって驚かないぞ!
…慣れって怖いな。
俺が自称と言う理由は、彼女を見ればわかる。
腰まである茶髪のストレート、見事なまでの井上喜○子さんボイス。
そして何より、メガネっ子!
見た目、24歳のOLが制服コスしていると言ってもなんら不思議ではない。
弓音「とても、失礼な紹介をありがとう…」
鳴海「そんなに文句があるんだったら、自分でしてください」
部長は少し考えて…
弓音「佐久間弓音、18歳です♪」
鳴海「おいおい♪」
弓音「………」
鳴海「すんません! マジすんません! お願いですから無言で文鎮投げようとしないでください!」
部長は投げる寸前で思い止まり文鎮を降ろした。
弓音「ときに桐島君……あなたは放課後の部室で八谷君と何をしていたの?」
何? 放課後だと?
外を見ると確かに空が赤く染まり夕焼け空だった。
午後の授業、全部サボっちまった……。
西川「部長!……それは二人で愛し合っていたに決まって……」
鳴海「だまらっしゃい!」
西川「ピギャ!」
俺は西川にげんこつを喰らわせ黙らせた。
鳴海「実はかくかくしかじかで…」
弓音「それじゃ、分からないわ…」
くそ~、一度やってみたかったんだがやはり通じんか。
俺は事の詳細を部長に話した。
弓音「…それは自業自得というか、よく生きてたわね……特に八谷君」
鳴海「同感です」
確かにあれだけのことをしでかして、よく半殺しですんだもんだ。
弓音「それにしても桐島君が、そんなゲームをしていたなんてね………やはりというか、なんというか…」
鳴海「そんなに呆れないでください」
一般人に冷たく見られるのが一番辛い……。
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