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弓音「じゃあ、まだその……いかがわしいゲームとか持ってるの?」
鳴海「はい」
弓音「よし! 彩花さんに報告ね!」
鳴海「え? 何です? 報告って!?」
弓音「あなたのお姉さんから、様子を逐一報告するよう言われてるの♪」
んな、アホな……
2年前、部長は一年生のとき、姉さんは当時の書道部の部長だったらしい。
いまだに連絡取り合ってるとは聞いていたが……
鳴海「何それ!? 私聞いてない!」
思わず、某探偵事務所の所長になってしまった。
弓音「でしょうね……言ってないから…」
これだから一般人は……
鳴海「部長殿、どうか黙っていてください!」
弓音「駅前洋菓子店のシュークリームが食べたいな~♪」
なんで俺の周りは悪女ばっかなの?
弓音「食べたいな~♪」
………しょうがない、
鳴海「わかりました、ご馳走しましょう…」
弓音「やった~! みんな、桐島君が駅前のシュークリームを奢ってくれるそうよ!」
鳴海「は?」
書道部員「「わーい!」」
あんまりだ……
鳴海「待ってください! 全員なんて……」
弓音「そういえば、桐島君は無断で部室にプラモを持ち込んでたよね~?」
鳴海「奢らせて頂きます…」
西川「桐島先輩、ゴチになりま~す♪」
書道部員「「なりま~す♪」」
昼休みといい、踏んだり蹴ったりだ!
鳴海「どういたしましてだ、こんちくしょ~!!」
俺の財布の中身は永久氷河期を迎えた。
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