クーデレとツンデレは似て非なるデレ

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………チュンチュン 「ベタだな。この鳥の鳴き声」 あ、一応自己紹介しとく。俺の名前は橘 勇人(タチバナ ハヤト)。今日から『ピッカピカの1年生!』になる うん。まぁ高校なんだけど いや、まァしかし今日はまた良い朝だな 俺の入学式を祝ってくれてるみたいだお と、優雅にしていて遅刻したらバカみたいなので俺は支度を始めた ─リビング─ 「おはよ~」 俺が気の抜けた挨拶をしながらドアを開けるとそこから現れたのはこちらに飛んでくる握り拳 だがしかし、俺はそれを何の驚きもせず、しゃがみ込みその腕を下から掴んだ 「朝飯の約束時間。0.1秒遅れだ。極刑を開始する」 そう言ってきたのは俺の姉の橘 梓(タチバナ アズサ) 恐ろしいくらい時間に厳しい。まァだいたい今のセリフで解ると思うが 「ピッタリは無理だろ。普通に考えて」 「それより早く起きれば良いじゃねェかよ」 「俺は小鳥の囀りがないと起きれないんだ」 「嵐の日はどうすんだ?」 「自力」 「じゃあ いつも自力で起きろよ!ゴラァ!」 俺の返答が気に食わなかった梓は、右手を振り上げて俺に向かって振り下ろす ………が 「朝から 何やってんだてめェら。あれか?プロレスパーチーか?」
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