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ベッドの上でこのプランを実行するか考えた結果…
告白することにした。
無謀のように思える。
優が来なかったらジ・エンドなのだ。
だが!
僕はあいつら親友を信じている。
きっと来てくれるさ!
僕がこの告白プランを断ったらあいつらからしたら自分たちのことを信用されてないと思うかもしれない。
そう思わせるのは嫌だ。
みんなでいっぱい馬鹿してきたが仲間だ。
僕はあいつらを信じるぜ!
僕の告白を見届けてくれ!!
僕は告白することを告白作戦会議で話し、明日実行することにした。
(昼休み…)
ついに昼休みか…
よしっ、やるぞ!!
僕は席を勢いよく立って茜の所へ走った。
そして茜の前で
「あなたのことが~~!!ちゅきだから~~!!」
と声を張って高めの声で言い、続けて
「あなたのことが…ちゅきだから。」
と茜にだけ聞こえるくらい大きさの声で言った。
胸ポケットからちゃんと名刺サイズの付き合ってください!の紙も出した。
あとは返事を待つだけだ。
俺は顔を伏せている。恥ずかしいから。
返事を待っている時間が異様に長く感じる。
やはり茜のことが好きなんだと実感する。
まだ返事を言わない。
俺は失敗したときの次の人、優を目だけ動かして見た。
ニヤついていた。
裏切られるか心配である。い~や疑ってはいけない!優は来てくれる!!
海斗を見た。手を叩いて笑っていた。
…。
見なかったことにした。
直也を見ようとしたそのとき、
「いいよ。」
「ジャジャえ??」
俺は次に構えていた言葉が咄嗟に出てしまった。
そんなことはどうでも良い!!
今なんと?
「ジャジャ??」
「えっいや何でもない。気にしないでくれ。それよりいいの?」
「うん。」
俺はめっちゃくっちゃスーパーウルトラハイパー最高に幸せな気分になった。
そのとき、優、海斗、直也がラブソングを歌いながら近づいてきた。
僕の周りを踊りながらラブソングを歌っていた。
僕は茜さんと付き合うことができて、幸せそうな顔をしていたと思う。
茜さんは優しそうで美しいにこやかな顔だった。
やつら3人はいやらしい顔で満面の笑みを浮かべていた。
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