ジャンケン

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ぽい!」 俺✋ あきら✌ たつや✌ ゆか✊ あかり✌ くみ✊ みんな「あいこかー。」 ただし「ただしナイス!ゆかとくみに逃げられるところだったぜ。」 俺「ま、まあな!」 あかり「まだプリンは手の届くところに…」 ゆか「惜しい!!」 くみ「ゆかちゃんと勝てそうだったのに…」 あきら「ジャンケンに惜しいはないよ。あいこなの。ジャンケンの続きをしよう。」 ゆか「そうね。続きをしましょう。」 みんな「ジャンケン… (あきらと同じもの出してしまっていた… 強者同士でやはり考えも同じと言ったところか… さすが初戦を勝ち抜いてきた猛者たちだ。 1度では決着がつかないか… やはりグーの威力は凄まじいな。 先ほどだしていたならあきらに勝って、もうプリンを得たも同然だったな。 次にグーをだすか… いや、まだだ。 今はまだ出すときではない。 ここでは無難に…) ぽい!」 俺✌ あきら✌ たつや✋ くみ✋ ゆか✋ あかり✋ あかり「あっ、負けた。」 くみ「さっきは勝てそうだったのに…」 たつや「さっきチョキだしてたから違うものを出すと思ったんだけどなー。」 ゆか「また2人で対決かよ!」あきら「そのようだ。ごめんね。」 俺「俺とあきらの運がたまたま良かっただけさ。 今からは、俺とあきらの勝負だ!」 俺はあの血の滲むような努力をした毎日の日々を思いだしていた… (1秒の間にチョキ、グー、パーを出せたときは喜んでいたなあ。 切り札封印状態でのオヤジとの戦いは厳しいものだったなあ。) あきら「そうだね。また、ただしかあ。」 俺「今日は俺が勝つよ。」 そして、チョキを出す確率が8割以上という研究成果 と 昨夜グーを出してオヤジに勝ったあの喜びを思い浮かべていた… 自分の表情が笑顔になっていることがわかった。 あきら「どちらが勝つかはわからないよ。僕も負ける気はないしね。」 俺「わかっているよ。そろそろジャンケンを始めよう。」 今までの数々のジャンケンであきらに負けてきた… だがそれは!全てこのときのために負けていたのかもしれない。 俺が出すものはもちろんグー!!! あきら「そうだね。でもその前に… ただしくんがあまりにも勝ちとそうだから、僕の優しさでこれから出すものを教えてあげるよ。 僕はパーを出すことにするよ。」
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