プロローグ

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 超能力、それは人知を超えた異能の力。 人々はその力を、人工的につくれないかと考えた。 しかし、人の力にも限界があった。 人工的につくることのできる力はごく小規模。 そんな中、自然に能力が開花する人が現れた。 そこで科学者は考えた。 つくるのではない。 もとからもっている能力を開花してやれば良いのだと。 その考えは成功し、能力覚醒者はどんどん増えた。 小規模能力な者もいれば、次元にさえ影響する程の能力を持つ者も現れた。 世界の人々は歓喜した。 一部の人間を除けば。 一部の人達は言った。 『我々は……人工的に能力をつくられた我々はどうなる』と。 科学者は彼らを見捨てた。 どこかの島に送り込み、そして、その存在を黙秘した。
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