語り部

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「しかし…」 語り部の口が一瞬止まると ニヤリ…と口元が緩み、その後の言葉は続けられた。 「だからこそ、奪い合い、殺し合いが続く『街』なのです。 ルールも秩序も法律もありません。 自由です… それがゆえに彼らは、いつでも… いつまでも、他人に怯えて生きていかねばなりません。」
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