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「やめてくださいよ村上さん!」 本当に困った顔で、相澤さんが赤くなった。 「あれ、里奈ちゃんまで…まあ篠田はイケメンだからな。じゃあ二階A面の商整は二人にお願いしようかな」 「じゃあってなんですかじゃあって」 やっと平常心を取り戻し、俺は村上さんに突っ込みを入れつつ相澤さんを盗み見た。 「仕方ない、行こうか相澤さん」 「はい」 目が合うと、にっこりと笑ったその雰囲気が、なんだか懐かしい気すらした。
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