white day

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まだ1月だというのに、街はバレンタイン一色で 甘い香りと雰囲気に、こうなる前なら目眩すら覚えただろう。 そんな、普段より少しだけ色づいた日常が アタシを少しだけ、とち狂わせた。 あのこの姿を久々に見つけてしまった。 7年前に、少しだけ付き合った元カノ。 今でも これからも アタシが初めて恋をした女の子。 デパートの売り場で、まるで捨てられたら子犬のように寂しげな後ろ姿。 思わず声をかけそうになったとき ショウウィンドウに移る自分の姿に気がついた。 彼女が知る7年前とは明らかに違う自分の姿。 女になった 自分の姿。
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