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兼豊が、城に戻ると宴準備の真っ最中だった。
「これは…一体?」
頭に「?」が浮かんでいると、後ろから政景の声が聞こえた。
「政景様、何故宴準備を?」
政景は、にんまりと笑って言った。
「今日は、お前の子が生まれた。これを、みんなで祝うことにした。」
その言葉に、涙が浮かび頬を伝った。
「ありがたき、幸せにあります!」
「よいよい。」
こうして、その日は宴が開かれて終わった。
それから、5年の月日が流れた。
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