~北斗の出会い~

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「与六ぅ~今日こそお前達に勝つからな!」 餓鬼大将が叫ぶ。 「兄上が、お前達に負けるはずが無いやい!」 与七が、どや顔をしている。 その顔を見て、イライラする餓鬼大将。 「てめぇ、ぶっ殺す!お前らやっちまえ!」 うおおぉぉ… 子分達が叫びながら走って来る。 「うおおぉぉぐほっ」 与七と与六の目の前で全員がこける。 「お前たちぃぃぃぃ!」 餓鬼大将が、その場で膝から崩れ落ちる。 「ははは悪いね、その辺の草を結んで輪を作っておいたんだよ。」 与七が嘲笑う。 「てめぇ子分の敵!」 走って来るが、 すぐに姿を消した。 落とし穴に、落ちたのだ。 「痛って~!覚えてろよ…。」 餓鬼大将と愉快な仲間達が、逃げて行った。
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