前書き

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  最初に『やみ』があった。  『やみ』は寂しさの中で苦しみ、    『なみだ』を流した。    その『なみだ』から 『剣』と『たて』の兄弟が生まれたが、  『剣』と『たて』は対抗心から    七日七晩戦い続けた。   『剣』は『たて』を切り裂き、  『たて』の欠片は大地となった。    『たて』は『剣』を砕き、   『剣』の欠片は空となった。  また、戦いで生じた火花は星となり、   『剣』と『たて』を飾っていた  27の宝石が『27の真の紋章』となって     世界が動きはじめた。
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