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-混純。
2月6日、同時刻。
とあるビルの七階において高校の同窓会が開かれていた。
といっても、パーティーは後半に差し掛かっており、ほとんどの人が酒に酔いぐでんぐでんな状態だ。
そんな酔っ払いがちょっかいを出すのは、決まった人物。
部屋の隅に静かに座り、ワインを口に含む眉目秀麗な美女…………では、なく美男。
彼の名は、志賀勇弥。
綺麗な肉体美を晒す、オカマだ。
勇弥は、そんな酔っ払いを気にもとめず、ワインを片手に静かに辺りを見渡す。
長く伸びた髪を綺麗にまとめ、うっすら化粧をした彼女(?)の目線が留まった先には、これまた社会人かと疑うような女性が居た。
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