お品書き

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 調味料、だと。    調味料、それは様々な味を持つ野菜・肉・魚・穀物・その他諸々の食材の旨味を更に高める最高の脇役。    辛味、甘味、苦味、酸味、そして旨味。世界中にありとあらゆる種類が存在する、あの調味料ですか!!   『力説ありがとうございます。このラブゲッ銃の銃口からお好きな調味料を少量入れて、後は引き金に力を込めるだけ、簡単でしょ?』    んな事言ったってなぁ……これがラブゲッ銃です、あなたの欲望満たします、必要なのは調味料です。って……最後の一文で完全に信用出来ねぇし、でもあの両親だし。   「まっ、いっちょやってみますか!」    僕は適当に目に入った日本人のザ・定番、醤油を数滴銃口に垂らし、部屋の空いたスペースにラブゲッ銃を向けて、力を込めた。   「どうなる、よっと」    ボンッ、という音を立て室内は煙りに包まれた。   「げほっ、げほ、な、なんだよいったい。ただの煙……り」    そこに一人の美少女が正座していた。   「何をお作りしましょうか、マスター」
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