恐怖の新学期
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新学期とは、気分を改めるには正に持って来いの時期である。 俺、竹内 新は新しいスニーカーを履き、実に清々しい気分で通学路を一人で歩いていた。 「新ぁー」 後ろから俺の名を呼ぶ声がする。 その瞬間、俺の鞄は自転車に乗った男に引ったくられた。 「よっしゃー」 自転車男は俺の鞄を高らかに持ち上げ、勝利の雄叫びをあげた。 「ま、まてぃ」 俺はすぐさま自転車男を追いかけた。
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