恐怖の新学期

4/13
前へ
/246ページ
次へ
「これでお前の弁当は俺のものだ」 よ、余裕だ……… 駿はこちらを振り返り挑発して来る。 しかし彼の目の前には街路樹が迫っていた。 「し、駿、前見ろー」 「え?」 駿が言葉を発した瞬間彼は街路樹に激突した。 ただ一つ言える事がある。 恐怖の自転車男は…………バカである。 「いや~悪い悪い」 駿は俺の前で両手を擦り合わせながら謝った。 「バカだなお前、ホント」 俺は自分の鞄を回収すると駿に冷たく言い放った。
/246ページ

最初のコメントを投稿しよう!

367人が本棚に入れています
本棚に追加