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「これでお前の弁当は俺のものだ」
よ、余裕だ………
駿はこちらを振り返り挑発して来る。
しかし彼の目の前には街路樹が迫っていた。
「し、駿、前見ろー」
「え?」
駿が言葉を発した瞬間彼は街路樹に激突した。
ただ一つ言える事がある。
恐怖の自転車男は…………バカである。
「いや~悪い悪い」
駿は俺の前で両手を擦り合わせながら謝った。
「バカだなお前、ホント」
俺は自分の鞄を回収すると駿に冷たく言い放った。
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