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「…そういう訳で現実世界にも自然のエレメントの力が存在する為にエレメントを使える能力者には様々な精霊が視える訳ですね…時間も丁度いい頃なので今回はこれで終わりにします…続きは次回の講義で…」
この授業もやっと終わった…
次はティーゲル先生のイリュージョンについての講義だ…
朝にあんなに文句言われたばかりだけにしんどい。
{レイナがまた遅刻したのが悪いんだろ?}
フイル黙ってよ!!
{少しは反省したらどうだい?}
何かムっときたけど我慢しよ…
とりあえず荷物を持ってティーゲル先生の教室まで移動する…
教室とはいっても少し広い位の部屋。
ティーゲル先生の場合は何だか訳のわからない本やら実験機材もあるせいで生徒が入ると少し狭い感じもする…
意味もなくティーゲル先生に睨まれて…ってあの先生常に目つき悪いから見つめてられて?…いる。
{遅刻ばかりしてるから怒ってるんじゃないの?}
昼に呼び出しくらってるから仕方ないかなぁ…
ため息を吐きつつ真面目に授業を受けようと準備を開始する…
私のクラスはほぼ幼児と言ってもいい位の年の子が基礎を学ぶ為に授業を受けるクラスで見た目だけなら私と同じだ。
ただ私の場合は昔起こった何かの事件(詳しい記憶がないからよくわからない)のせいで変な形で魔術が私にかかり、一切の成長が止まってしまっている。
実際はミレナと同じ8歳(もうすぐ9歳だけど)なのに見た目が3、4歳にしか見えない…
{レイナ、年は見た目だけで年は決まる物じゃないよ…}
だから一言多いってば…
フイルは一言も二言も多いよ…
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