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「正解だ。やはり楢須に聞くと、話が進めやすい。」
先生は琴羽を褒めるが他の生徒から先生は批判を受ける。
「先生!楢須をひいきしてるのか?」
「そうだそうだ。」
「それに、私達じゃ授業が進まないって言いたいんですか?」
生徒は口々に溢れ出した気持ちを口から吐き出す。
「そんなことは無い。ただ楢須が早く答えてくれるからだ。別にひいきなどしていない。生徒は平等だ。」
先生は必死に生徒を説得する。
しかし、生徒達は口を止めない。
だが、琴羽の一言で教室が一瞬静かになった。
『静かにしたら?だから先生に授業が進まないって言われるんだ。』
皆は呆気にとられた。
「そもそも、原因はお前だ。」
「そうだそうだ。」
「消えろ!居なくなれば良いのに……。」
最後に言った言葉に琴羽は激怒した。
『消えればですって?なら、貴方が消えなさいよ?』
琴羽が感情的になっている事に皆は驚いてる。
「ヒソヒソ………琴羽に“消えろ”とか言ったよ。嫌な奴……。」
女子達は消えろと琴羽に向かって言った男子の話を、している中で、琴羽の唯一の友達の“相良睦子(サガ チカコ)がいきなり大声で口を開いた。
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