グループ脱退!?

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「…進むか退くか、か」 私の呟いた声は、広いロビーに響いて消える。 ここでいくら考えても、答えは出ない。 もう帰ろう、と出入口に向かって足を進ませると、名前を呼ばれて、振り向く。 そこに見えた姿に思わず、目をみはった。 「有理ちゃん…」 「私!ハルナさんの事、ずっと憧れてたんです!ここで辞めちゃうんですか?私のせいですか?私がfiveに入ったからですか!?」 違う、とも、そうだ、とも言えなかった。 有理ちゃんの目には、何故だか涙が光っている。 返事をしない私に向かって、有理ちゃんは話し出そうとして、私はそれを遮った。
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