グループ脱退!?

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いつも気丈な有理ちゃんも、これには耐えられないだろう。 きっと涙声で返事を返して、 「できます!もう一回やらせて下さい!」 え、と思わず呟きが漏れる。 自分の姿が向こうに見られるのも気にせず、廊下に面した窓から、部屋を覗き込む。 有理ちゃんは泣いていなかった。 拳をギュッと握りしめて、真っ直ぐに先生を見つめていた。 「今は、休憩した方がいいから」 先生はそう言うと、手を叩いて10分休憩、と言い残して、部屋を出てくる。 慌てて違う方を向けば、私とは逆方向の廊下に消えていった。
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