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『あの…すいません』
「え?」
突然の声に少し驚きながらもレナは振り向いた。
『この、○×劇場に行きたいんですけど…』
そう言いながら男の人がレナに地図が書かれた紙を見せてきた。
その人は背が高く、サングラスをかけて、おまけにマスクまでしている。
顔の雰囲気はサングラスとマスクのせいで分からないが、足は長く、スタイルがいいということは分かった…が、怪しすぎる。
「○×劇場…ですか?」
レナな少しあとずさりしながら応えた。
『はい。ここに行きたいんですけど迷っちゃって………あ!俺、怪しい人間じゃないです!!』
レナが警戒していることを察したのか、その男はサングラスとマスクを外した。
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