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わ………!イケメン!!!
レナは思わず心の中で叫んだ。
少し大きめな瞳で高い鼻。
一言で言えば「綺麗な顔」だった。
だが、普段劇場などに足を運ばないレナは○×劇場を知らなかった。
「あ…すいません…私、分からないです…」
申し訳なさそうにレナは応えた。
『あ……そうですか……あの、大体の場所とかでも分からないですか?本当に困ってて…』
そう言って男の人はレナに地図を渡した。
あ………確かにあそこに何かの劇場があったかも…
レナは地図を見ながら一生懸命、自分の記憶をたどった。
「……多分……あそこの角を曲がって、それから…」
その場所はここから少し距離があるため教えるのが難しくなってしまう。
男の人も頭に「?」が浮かんでいるような印象を受けた。
……………っ!
「あの、良かったら案内しましょうか?」
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