すべての始まり

2/6

2854人が本棚に入れています
本棚に追加
/129ページ
「ねぇ恭君」 「ハァハッ………な、何?」 あっどうもーはじめまして?じゃないね! 僕はちょっとお茶目な腐った男子でーすっ☆ どこが腐っているかって? ふふふっ そんなの決まっているじゃないか! 「頭の中さ!」 「まず何があったか説明してくれ」 「ついでに言うとまっぴんくに染まっているのさー!」 「人の話聞けゴラァァ!」 「ぴぎゃぁぁあぁ!!」 僕のこめかみ辺りを拳でぐりぐりと雅。 悲鳴にも似た声を力の限り出す。 「痛い!痛いよ雅!ごめん、ホントにごめん!謝ってるから許してぇえぇぇ!!」 「いいよ。その代わり俺の話を最初から最後まで言って」 「えっ……」 「全く聞いてません」 「死刑決定」 雅はにこりと満面の笑みを浮かべ、僕にあれよこれよと乱暴を働く。 「もう止めて!僕のHPは残り0よっ!!」 「よーし、まだまだ余裕みたいだな」 「ギャァァァァアア!!!」  
/129ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2854人が本棚に入れています
本棚に追加