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危険人物副会長如月暦こと、こよみん先輩から逃げ出してひたすら走っていたら案の定と言っていいくらいだ。
うん、つまり迷ったってことね←
実際、この学校広すぎんだよコノヤロー
バカ高のくせにヤンキーの集まりのくせに…
「どーして人影が見当たらないのさぁぁ!!!」
男子校のくせに薔薇園とか整った裏庭とかいらないんだよ!
僕にとって隠れ家にしかならないじゃないか!!
最高のサボり場だよっ!
「ん?」
裏庭の、木の下にあるベンチに寝転がっている人を見つけた。
移動してよかった
この草木整ってんのに高すぎる、僕が小さいと言いたいのか!!
「おほぉぉ!………っと…ヤベヤベ」
叫び声を遮るために口を塞ぐ。
だってさ!だってさ!!
めっちゃくちゃ可愛い人が寝てんだぜ!?
受けさんだぜ!?襲われちゃうぜ!
つか襲われてしまえ
「…………ん…」
「!!」
一人悶えていたら寝ていた可愛い人が目を擦り、むくりと上半身を起こした。
びっっっくりした…!
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