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「あ…えっと……お名前は?」
「……秘密…」
「まさかの秘密主義ですか!僕悲しい!」
「…………知る?」
「知りたいですね、勿論。つかその反応可愛いですね、首傾けちゃって!……く、首輪!?」
可愛い人が首を傾けた時、シャツと髪で隠れていたのか真っ黒の首輪が見えた。
本当にわんこっすね!ありがとうございます!
「…………悪い?」
「いや、もう全っ然!寧ろよく似合ってます!」
「…………」
にっこりと。
可愛い人はにっこりと笑みを見せた。
かっ…可愛い!!
誰かお持ち帰りしちゃって!
「………犬井…千尋…」
「ちーちゃんですね!名前まで可愛らしい…!」
「……ないっ…」
「いやいや~。可愛いです!」
え?何で言葉が分かるかって?
心の声で聞いてるからさ!
「………きょー、ちゃん…」
「はい?」
ふふふっ とちーちゃんは笑う。
おぉ!表情が柔らかくなった!
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