えぇ、勿論分かってました

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「白桜はヤンキー……じゃなくて頭が弱い人の集まりって聞いたのですが、そこんところどうなんですか?」 理事長さんは激しく落ち込んだ。 えっ?僕変なこと言った? 言ってないよね? 「……池上くん…」 「はい?」 「……聞いてくれよ!」 今までダンディーだった理事長さんはいきなり、僕に抱きついてきた。 いままでの雰囲気とは違って、眉を下げ、瞳に涙を溜め、子供みたいだ。 理事長……ギャップ萌え…(はぁと んもう最高! 「確かに…数年前はヤンキーや不良の集まりになっていた……。 けど、俺はそいつをまとめることが出来る、人力を持った生徒会を見つけ作ったんだ!これでこの学校も元に戻ると思っていた… その筈なのに…生徒会が余りにも美形すぎて今度はホモばっかりが集まったんだ…! それが今でも続いて…今では9割型ホモやバイ… しかも俺や教師にまで侵食していき…警戒していないと襲われてしまうほどに…!! あぁぁあぁあ!!どうしてこうなってしまったんだぁ…!!」 と、理事長さんは頭を抱え脱力してしまった。 そんな理事長さんとは裏腹に、僕はめっちゃ興奮していた。 ホモやバイばかりだと…!? 物凄く美味しいです!! ありがとう、理事長! 僕…僕…… 生きててよかっt「知っているかい?…理事長の俺が言うのもあれなんだけど……問題が多すぎて俺の手には負えない奴だっている。 この学校は…終わった……」 片手で顔を多い、理事長さんは肩を震わせる。 僕、不覚にもキュンってなった こんな時にどうかと思うけどね  
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