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「えーっと……それで、部屋の鍵だっけ?」
カチャカチャと引き出しを探りながら、寮長さんは言う。
「その通りでーす!」
「うっせ、いちいち声でけぇんだよ」
ややっ!
寮長さんは口が悪いようです!
これまたギャップか、萌え~だなっ
「すんません。以後、気を付けます」
「……あったあった」
数枚のカードを取り出しソファーに座っている僕の前に並べた。
意外と多いな
こんなに余ってるんだね
一部屋に二人…最高です!
「おい、アンタ」
「ふぉ?僕はアンタじゃなくて恭介です。序でに名前教えてください」
「……七海聖。そんな顔すっと襲われんぞ」
あれぇ?名前呼んでくれなかったや
ま、名前教えてくれたしいっか!
「そんな顔ってどんな顔?」
「自覚なしかよ…」
どうして呆れた目で僕を見るのかね?
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