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「そんなこと言って、気にはなってるんだろ?」
「ふん…何を言うんだよ…アタイ達は選ばれる側…選ぶんじゃないよ…見てるだけで声もかけてこない男は、客じゃあない。関係ないね」
そのお侍は、そのまま行ってしまった…
「あ~あ~…行っちまったよぉ…」
話す声が聞こえたのか、お侍は行ってしまった。
「…」
知ってるさ…そんなこと…
『おーい、ご指名だ』
ワタシより先に、姐さんが呼ばれた
一人になって、考えた…
「あのお侍は、いつか声をかけてくれるのかね…
いや…馬鹿馬鹿しいことを考えるのはやめよう…」
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