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お侍は、私を指名し部屋に入った
言葉は無かった…というより言葉は必要なかった…
私たちは、部屋に入ると言葉を発することなく、激しく求め合った…お侍は、口づけも愛撫もぎこちなく、あまり経験がないようであった…
ワタシが招いて、ようやく一つになった…
客と交わるときとは、全く違う感覚であった…
『この気持ちは何なのだろう』
何度か激しく求め合い、お侍は疲れたのか、寝息をたて始めた…
いつも遠くからちらりとしか見たことがなかったその顔を、まじまじと見た…
その顔は、綺麗な作りでワタシよりも若い印象でした…
実際に、ワタシよりも十も若いお侍でした…
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