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能力:
『常に魔力が満ちている程度の能力』
彼という器には、常に容量いっぱいの魔力が満ちている。
それは表面張力によってギリギリ保たれた水のようなものであり、下手に器を揺らそうものなら零れ落ち、必要な分だけ取り出そうにも、手を入れれば溢れてしまう
そのため、彼の魔力コントロールは実に大雑把。
術に変換しようにも、注ぐ魔力の加減が出来ないせいで成立しないし、法に変換しようにも緻密なコントロールを絶対条件とするソレを行使する事は適わない。
そのため、できる事といえば魔力を垂れ流す事くらいであり、
その力を足裏から放出して推進力にしたり、体の表面を覆って防御力と自己治癒力の限界を突破したりする。
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