146人が本棚に入れています
本棚に追加
楽しい時間は、すぐに終わりを告げる。
ピュートとウィンキーが、帰る時間になったのである。
ケディもピンキーも寂しそうに俯いていた。
「今度は、アレンとアンジを連れてくるわね。」
ウィンキーは、2人の手を取りそう言った。
また会える。
ケディ、ピンキーの顔に、一気に笑顔があふれだす。
「今度会う時は、もっといっぱい遊ぼうな。」
ピュートは、2人の頭を撫でた。
「アレン、アンジによろしくな。」
シェーレ、ヘレンは、笑顔で2人を見送る。
大きく手を振りながら、2人は、小さくなっていった。
「今度は、私達が、おじさま達のとこに、会いに行こうよ!」
ケディが、提案する。
「それは、まだ出来ないんだ。」
シェーレのつぶやきに、すかさずヘレンがフォローする。
「いつか、もう少し時がたったら、
みんなで、イギリスに行きましょうね。」
そんな母の笑顔に、ピンキーは、
複雑な気持ちでいっぱいになっていたのだった。
最初のコメントを投稿しよう!