出発

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船は、順調に進む。 ケディは、シェーレが驚くほど早く、 氷の国の言葉をどんどんマスターしていった。 逆にピンキーは、途中で飽き、 日本の言葉のほうに興味を示していた。 暇があれば、シェーレに付きまとい、ピンキーは、日本語を学んでいったのである。 そんなピンキーを見ながら、 シェーレは、信長に色々聞きまわっていた自分を重ねていた。 信長様や、お市様は、どうしているだろう? もう、天下統一を果たされたんだろうか? シェーレは、日本のことを思い返していたのだった。
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