146人が本棚に入れています
本棚に追加
船は、順調に進む。
ケディは、シェーレが驚くほど早く、
氷の国の言葉をどんどんマスターしていった。
逆にピンキーは、途中で飽き、
日本の言葉のほうに興味を示していた。
暇があれば、シェーレに付きまとい、ピンキーは、日本語を学んでいったのである。
そんなピンキーを見ながら、
シェーレは、信長に色々聞きまわっていた自分を重ねていた。
信長様や、お市様は、どうしているだろう?
もう、天下統一を果たされたんだろうか?
シェーレは、日本のことを思い返していたのだった。
最初のコメントを投稿しよう!