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シェーレの辛い顔…
そして、
ヘレンの思い。
ケディは、あんな風に、
誰かを真剣に愛すことが出来るようになりたいと思っていた。
そのことを、夜寝る前に、兄のピンキーに話すと、
「そんな相手が見つかるといいな。」と、
優しく言ってくれた。
だが、ピンキーの気持ちは、複雑だった。
ケディが離れてしまうことに不安を抱えているのである。
ずっと妹ケディを守るのは、
自分だと思っていた。
ヘレンに、お願いされたあの日から、
2人はずっと一緒だった。
唯一の家族。
だから、とても大切にしてきた。
まるで父親のように…
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