146人が本棚に入れています
本棚に追加
翌日、海岸をヘレン、ケディは2人で散歩していた。
シェーレ、ピンキーは、船旅用の買い出しをしに行ったのである。
歩きながら、
「ケディは、どうして氷いっぱいの国に行きたいって思ったの?」
ヘレンは、不思議そうに尋ねた。
「私…よく夢を見るの。
氷がたくさんある国で、
見たことのない女の子達と、駆け回る夢。」
ケディは、うまく説明出来ないことにもどかしさを感じていた。
女の子達…
ヘレンは、グゥイ、トゥイのことを思い浮べる。
「ケディ…
そこに行ったら、何があると思う?」
「私の世界を大きく変える何かがあると思う!」
ケディは、確信を持っているかのように、そう言い切った。
世界を大きく変える…
ヘレンは、ケディを本当にそこに連れていくべきなのか、
迷いはじめていた。
最初のコメントを投稿しよう!