船旅

2/3
前へ
/500ページ
次へ
翌日、海岸をヘレン、ケディは2人で散歩していた。 シェーレ、ピンキーは、船旅用の買い出しをしに行ったのである。 歩きながら、 「ケディは、どうして氷いっぱいの国に行きたいって思ったの?」 ヘレンは、不思議そうに尋ねた。 「私…よく夢を見るの。 氷がたくさんある国で、 見たことのない女の子達と、駆け回る夢。」 ケディは、うまく説明出来ないことにもどかしさを感じていた。 女の子達… ヘレンは、グゥイ、トゥイのことを思い浮べる。 「ケディ… そこに行ったら、何があると思う?」 「私の世界を大きく変える何かがあると思う!」 ケディは、確信を持っているかのように、そう言い切った。 世界を大きく変える… ヘレンは、ケディを本当にそこに連れていくべきなのか、 迷いはじめていた。
/500ページ

最初のコメントを投稿しよう!

146人が本棚に入れています
本棚に追加