気になる君、後悔の日々。

2/3
48人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ
学校の帰り道、君が電車に乗って行くのが見えた。 「ごめん、用事思い出した!」 「えー?!」 「急すぎるだろ?!!」 「じゃぁな、キャン、うぱ!」 と言って急いで君が乗った電車に乗る。 (今日もまた会えた…。) 可愛いな、可愛いな。 なんて思いながら君の事をガン見。 ニヤニヤしながら君を見ていると君が俺に話しかけてくれた。 「よくこの電車に乗ってるよね?」 「え、ああうん!」 なんて王道の少女マンガみたいなシチュエーション。 一言二言ぐらい言葉を交わして話しはそれっきり。 君がいつも降りる駅着く。 「じゃあ」 「あ、…うん」 俺に向かって笑顔を見せてくれた。 その笑顔が眩しくて…! ああぁ、可愛い。 俺の天使…!いや、女神!! 美しいっ!! 何度も今日交わした言葉をリピートする。 その度に口元がニヤける。 回りの視線が痛い。 だが、そんな事は構わない! 一駅降り間違えてしまったのもこの際どうだっていい!! 今日交わした言葉を脳内でリピート再生していればいつの間にか家に着いた。  
/5ページ

最初のコメントを投稿しよう!