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取り敢えず午後の会議も終わり。
いやー。紐パン談義の盛り上がった事。
やっぱり紐パンは男のロマンだね。
盛り上がり過ぎて、女子社員は若干引いてたけど。
さてさて。
気分も良いし、あんまりサボってると馨ちゃんがうるさいから、ちょっと真面目に仕事でもしようかな。
……って、人が珍しくそう思ってパソコンに向かおうとした時に限って、邪魔するように携帯が鳴るんだよね。
でも、手にしたそれのディスプレイに表示されていたのは見覚えの無い番号で。
……誰だよ。
「あ。片山社長ぉ?」
取り敢えず通話ボタンを押してみれば、聞こえてきたのは今にも耳が溶けて無くなりそうな程に甘い女の子の声だった。
何となく声に聞き覚えがある気がして、少し前の記憶を辿っていく。
あー。この声は……前に行ったキャバクラの娘……かな?
こりゃ間違い無く同伴の誘いだな。
って、キャバクラって言っても、別にプライベートで行った訳じゃ無くて、あくまでも仕事だからね。
こう見えても、色んな得意先との付き合いとか大変なんだからさ。
……って、誰に言い訳してんだろ、俺。
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