0人が本棚に入れています
本棚に追加
み、会場へと向かう。
車の中では、他愛もない話で盛り上がる。学校が違うからか、話のネタはなかなか尽きない。
会場から少し離れた場所に車を止めて降りる。四人全員が、会場までの道を知らないために、人が動いている方向に歩みを進めた。
砂利道や裏道などを通って歩き疲れた私たちは、花火の見えるところで止まり、夜空を見上げた。綺麗に花の咲いたひまわりみたいな花火が、真っ黒な空のキャンパスに色を付けていた。
男二人は、「おぉー」などと言いながら驚いている。「たまや」と言わないのが少し意外に感じて心の中で笑ってしまった。
首が疲れたのを理由に、私たちはここで帰ることにした。
最初のコメントを投稿しよう!