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今日もいつものように
弱い自分に甘えて、
痛み苦しみをかき分けて
メールを送る。
"助けて"
誰かに届けばいいのに。
私の苦しみを
誰か知ってほしかった。
誰かに受け止めてほしかった。
ただ、それだけだったんだ。
届くわけもないのに、
どこかでそんなことを
期待しながら……
ピッ…
―送信完了―
虚しさの中に、
また1つ心に小さな穴が
開いてしまった。
今までに何個小さな穴を
開けてきたんだろう?
何回この儀式を
やってきたんだろう?
そんなことを考えていた。
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