入部

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そんな不安を抱えながらも、楽器体験を続行。 体験していないのは、あとサックスだけ。 少し遠慮がちにサックスパートの練習場所に顔を出した。 あっ… 先輩達が吹いている金色の楽器には見覚えがあった。 この楽器、もしかして… ふいに新入生歓迎コンサートの時の記憶が蘇ってきた。 あの時ソリストが吹いてた楽器… それがサックスだったのだ。 私は夢と現実の間に立っているような、変な感覚に襲われていた。
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