出逢い

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「12クラスもあると一緒のクラスになるのは厳しいかもな~。」 そんなことをぶつぶつ言いながら、背伸びして掲示板をのぞき込む。 「あっ、あった!」 《1年1組17番 後藤咲希》 12組ある中でのまさかの1組。 だから、すぐに私の名前は見つかった。 そして、七瀬も… 「あった~!」 《1年1組03番 石見七瀬》 「七瀬も1組?!」 「えっ、もしかして咲希も?」 「…うん♪」 その瞬間、私達は抱き合って喜んだ。 実は、私と七瀬は小学生の頃からずっと同じクラス。 その連続記録は高校生になっても途切れなかったのだ。 「凄い!こんな奇跡あるんだね」 その瞬間、私は確信した。 私と七瀬は目に見えない強い絆で結ばれているんだ、って。 高校生活も楽しくなりそうだ。
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