題名のない物語

俺たちの発見

今日も学校から帰ってきてすぐ散歩に向かった。この頃は散歩にも慣れて結構様になっていたと自分でも思う。俺の家から真っ直ぐ行くと坂道があってそれを登ると支署がある。そこは結構散歩で行くルートだ。いつも通りそこを歩いていたらいきなりラッキーが吠えだした。躾がなってないことは否めないがね。吠えたと思ったら草むらに走り出した。俺は引っ張られてついて行くと、ラッキーは何かくわえた。ラッキーに近づいて見ると、エラくデカい鎌だった。俺は何かの事件があったのかと思って怖くなり鎌をぶん投げて走って帰った。家につくと俺は早速父に言った。父は警察官だからなにか知ってると思ったからだ。もちろん答えは、ない。 だった。探偵ごっこはこれで終わった。今思えば、事件の鎌じゃなくて良かったと思う。ここで言っておきたいのは躾が悪いやつだなぁとはおもわないでくれ。それは自分でもわかってるから。